谷上山公園への激坂に敗北する
2017年11月8日のメモ
愛媛県伊予市の山あいに展望台があるのを見つけ、気にはなっていた。
下手な検索で情報収集すると、谷上山(たがみさん)第2展望台という名前が判明した。
STRAVAで登録されているコースは、登り口から距離1.4km、11.7%の勾配だ。
・・・ゴクリ(生唾を飲み込む)
と、とりあえず行ってみよう。
午前10時の出発時の気温は17度。
ちょっと寒いかな、と着込んだのが失敗で、スタート時から背中に汗をかく。
松山市から南下して伊予郡松前町の伊予松山港線を通り、国道378号に合流して伊予市に入る。
しばらくして、鰹節の良い香りがしてきた。
そう、伊予市には全国に名を馳せる水産加工会社「ヤマキ」と「マルトモ」の本社があって、工場の敷地はお隣同士。
だから、こんな写真も撮れる。
仲が良いのかな。いや、そんなことないか f(^_^;
というか、鰹節の香りで鼻をくすぐられると
(ねこまんま食いてぇ!)
と心の中で叫んでしまっていた。
さあ、谷上山登山口に到着。
勾配は見た目10%くらいと判断。
うん、これならなんとか行ける。
そう思ってスタートしたら、いきなり15%強の坂道になる。
あ、アカン。
なぜか関西弁になって、すぐさま足を付いた。
進んだ距離70m _:(´ཀ`」 ∠):_
自転車あるある話だけど、激坂を知らせたくて写真を撮っても、写るのはそうでもない坂に見えてしまうから不思議。
自転車を押して歩くが、1km以上も激坂を進むなんて苦行でしかないので、あっさりと諦めた。
気を取り直して次へ進もう。
でも、意外に足を削られていて踏み込む力がない。
ブログのプロフィールに「貧脚じゃないよ、鈍足なだけ」と書いたが、あれは勘違いだったことに気づいたので修正しておこう。
ゆっくりと進み、国道56号線の山道を進む。
前回通った国道379号線より交通量があって、少し気を使うかな。
そして犬寄トンネルを抜けると、標高250mの犬寄峠(いぬよりとうげ)を越えたことになる。
トンネルを出てすぐ右折すると県道221号線を下って海へ(夕やけこやけライン:国道378号線」と繋がる。
その下り道の途中にパン屋があると調べていたので寄ってみた。
ちょうど正午を過ぎた頃で、補給にはもってこいだ。
店名は、ぱんや107(いちまるなな)
人家を改造したパン工房で、バイクスタンドもあり、自転車乗りも多く訪れるのだろう。
玄関横の縁側に座って、焼きたての塩バターパンと黒豆パンを食べる。
眼前には紅葉の色づき始めた山が見えるし、速く流れていく雲と秋空を眺めながら、優雅な時間を過ごすことができた。
あとは、ゆっくり進んだり、それなりにペダルを踏んで走ったりしながら帰宅した。
距離も強度も満足なサイクリングだったなぁ。
60.22km___2:55
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